私が生まれた1986年は「狂乱のバブル景気」への入り口の時期。株、不動産などの資産価格が高騰し、日本全国が財テクに湧きました。

しかしその後30年以上、日本の景気はどうなったでしょうか?

日銀の誤った金融政策によりバブルの沈静化どころか実体経済が破壊されデフレ不況に追い込まれました。その後も、消費税引き上げ、リーマン・ショック、海外での金融危機や戦争。そして、直近では新型コロナウィルスの流行。2023年で足掛け4年になるウィズコロナの生活も、経済活動の正常化により持ち直す傾向にあるといいますが、実際はどうなるのでしょうか。

現金・預金、株式、債権や不動産などの他、あなたの「資産ポートフォリオ」の中に「アンティークコイン」は含まれてますか?VUCAと呼ばれるこの困難な時代を乗り切るために必要なのは、世界の富裕層が注目する資産である「アンティークコイン」です。 それではなぜ、アンティークコインは人々を惹きつけるのでしょうか?

コインはポケットに入る「手のひらサイズの高額資産」

古代ローマ時代から資産として捉えられてきたコイン。時の権力者が自国を追われる状況で簡単に持ち出すことができたのは、コンパクトで手間がかからないコインでした。日本では昨今のブームとして扱われがちなアンティークコインですが、その資産としての魅力は、2000年以上前からその想いが受け継がれたものなのです。あのフランスのナポレオン家も膨大なコインコレクションを保有していました。

有事の際、絵画などの美術品や高級車などは輸送時の破損などを考えると容易に持ち出すことはできません。インゴットは重量があるため、持ち運びの際は、かさばります。

しかし、アンティークコインはポケットに入れて簡単に移動することができます。どこの国や地域においても必ず「両替商」や「コイン商」が存在し、コインを持ち込むことで換金することができます。金貨や銀貨であれば、地金としての価値は損なわれません。

現代の日本においても、東日本大震災の際に収集していた高額な焼き物が地震で大変な被害を受け、コレクションをコインに切り替えた富裕層のお客様もいるほどです。

お金で買える世界の歴史が資産になる

新型コロナウィルスの流行で、真っ先に出来なくなったことは「旅行」ではないでしょうか?国境は閉じ、海の向こう側へは簡単に行けなくなってしまいました。古代ローマやギリシアの遺跡巡りや、中世から残るヨーロッパの街並みやスイスの山並みを歩くことすら難しくなってしまいました。

そこで、世界とその悠久の歴史に簡単に繋がることができるのが「アンティークコイン」です。

古代ローマの遺物などは簡単に手に入れることができません。イタリアやエジプトなどは、発掘された考古学上の遺物を許可なく国外に持ち出すことが法律で禁止されています。しかし、古代ギリシアの女神アテネとフクロウが描かれている「テトラドラクマ銀貨」は30万円前後から簡単に手に入り、初代ローマ皇帝アウグストゥスの「アウレウス金貨」は500万円前後、エジプトのプトレマイオス朝のアルシノエ2世の美しい金貨は1,000万円ほどで手に入れることができます。

資産を形成し、ある程度生活水準を上げたところで、それ以上生活が急激に変わることはありません。美味しいものを食べることが好きな方だとしても、目の前の資産を計算したところで、一日50回食事を摂らないと今ある資産を使い切ることが出来ないかもしれません。でも、その資産を食事として食べてしまったら、記憶には残りますが手元に残るものはありません。

手のひらの中にある美しいコインとそれにまつわる歴史のストーリーは、後の世代にも遺すことができる十分な資産です。

きっとあなたが「好きになる」現物資産としてのアンティークコイン

古代から現代まで、幅広い種類があるのがコインの魅力です。あなたが「好きになる」コインを必ず見つけることができます。価格も数万円のものから億を超えるものまで、さまざまです。

希少なコインを決める主な定義は「マーケットの流通枚数」です。

アンティークコインは製造販売ではないため、誰かが手に入れたら流通枚数が減り、希少価値が上がります。マーケットにある「最後の一枚」を手に入れることができたその瞬間、古(いにしえ)の皇帝達も感じたであろう達成感と所有感を得ることができます。コイン一枚一枚に秘められた歴史的背景を知ることで、さらに教養を得ることが出来、趣味を増やすこともできます。その趣味を通じて新しい世界を知ることもできます。同時に資産の形成ができるアンティークコインを「価値あるシン・資産」として取り入れてみてはいかがでしょうか。

あなただけにしかできない、あなただけの特別な「コインコレクション」を集めていくことは、洗練された「大人の冒険」として愉しむことができます。

コインを一度手に入れてしまえば、メンテナンスは一切不要です。「スラブ」と呼ばれる鑑定済みのプラスチックケースに入ったコインであれば、劣化することもありません。

ひとえに「資産」といっても色々なものがあります。現金、株式、債権、そしてアンティークコイン。お金を持つか、歴史のある資産を持つか。選べる時代に、あなたに一番最適なものを選んでください。

そのお手伝いを、私たちアンティークコインギャラリアが全力でサポート致します。


参考

テトラドラクマ銀貨

アウグストゥス アウレリウス金貨

プトレマイオス朝 アルシノエ2世

この記事を書いた人

渡辺 孝祐

慶應義塾大学商学部卒業後、外資系コンサルティング会社に入社し、大規模法人向けのシステム開発・運用保守を担当。2012 年より副業としてコインビジネスを開始し、2015 年にコインビジネスを法人化。

コインの魅力である「情緒的・文化的な価値」と「資産的な価値」を多くの人に伝えるために、日々活動中。2020 年よりYouTube チャンネル「アンティークコインマニア」を開設。