コロナ禍にゴルフを再開、あるいは始めた富裕層の方もいらっしゃるでしょう。ゴルフは経営者同士の社交の場であり、またその交流を通じてかけがえのない人生の資産ともなる奥深い世界です。さらに、ゴルフ会員権にも改めて注目が集まっています。今回は、1988年の創業以来、広範囲のファイナンシャルプランニングを提供し、ゴルフ会員権のマッチングや不動産取引をされてきた八重洲ライフ株式会社, 八重洲ゴルフライフの代表・松本信義氏にお話を伺いました。
インタビュイー:八重洲ライフ株式会社, 八重洲ゴルフライフ 代表 松本信義氏
八重洲ライフ株式会社, 八重洲ゴルフライフ公式サイト
⇒http://www.yaesugolflife.co.jp/
インタビュアー:経営者のゴーストライター 中島宏明
ゴルフ・コンシェルジュ・サロン「MOST CLUB」
――本日はありがとうございます。まずは、ゴルフ・コンシェルジュ・サロン「MOST CLUB」について教えてください。
松本信義氏(以下、松本氏):八重洲ライフのゴルフ・コンシェルジュ・サロン「MOST CLUB」は、ゴルフの魅力をともに語り合い、お気に入りのゴルフ場や理想のゴルフ場とお客様とをつなぐお手伝いをしています。
日本には北海道から沖縄まで3200のコースがあり、各ゴルフ場がゴルフ会員権を提供しています。そのゴルフ会員権の売買のマッチングを行っているのが当社です。経済産業省認可の関東ゴルフ会員権取引業協同組合に加盟し、適正な売買価格でご案内しています。また、法人様所有のゴルフ会員権の時価評価や、ゴルフ場企画・運営コンサルティング、ファイナンシャルプランニング、不動産取引(宅地建物取引業)も行っています。
ゴルフ会員権の発行数は決まっているため、売りたい人と買いたい人のバランスで価格が決まります。近年、特に人気のコースは価格が上昇トレンドにあります。価格は、当社ホームページの「マーケット」からご覧いただくことが可能です。
マーケット⇒http://www.yaesugolflife.co.jp/market.html
当社では新規会員募集コースの販売も行っており、こちらは販売価格が決まっています。現在、国内3コース、海外1コースの販売を行っています。
「三井住友VIZA太平洋マスターズ開催コース/太平洋クラブ」
「ミズノオープン開催コース/ザ・ロイヤルゴルフクラブ(茨城)」
「ザ・バーディークラブ(千葉・東京・軽井沢)」
「アーニー・エルス設計/ホアカレイカントリークラブ(オアフ島)」
※「太平洋クラブ/コーポレート会員」「ザ・ロイヤルゴルフクラブ」「ホアカレイカントリークラブ」は購入代金が全額損金計上可能です。
詳細は、当社ホームページの「新規募集ゴルフ会員権」からご確認いただくか、お問い合わせください。
新規募集ゴルフ会員権⇒http://www.yaesugolflife.co.jp/membership.html
お問い合わせ⇒http://www.yaesugolflife.co.jp/membership.html
太平洋クラブは現在18のコースがありますが、今後さらに増える予定です。とても割得感のあるゴルフ会員権で人気です。
御殿場コース(静岡県)、江南コース(埼玉県)、六甲コース(兵庫県)、八千代コース(千葉県)、美野里コース(茨城県)、軽井沢リゾート(群馬県)、有馬コース(兵庫県)、宝塚コース(兵庫県)、御殿場WEST(静岡県)、相模コース(神奈川県)、成田コース(千葉県)、市原コース(千葉県)、大洗シャーウッドコース(茨城県)、佐野ヒルクレストコース(栃木県)、益子PGAコース(栃木県)、高崎コース(群馬県)、白河リゾート(福島県)、札幌コース(北海道)の18コースを一枚の会員権でホームコースにすることができます。
また、海外提携クラブが多数ありますので、一般では予約が難しい各国を代表する名門クラブでプレイすることも可能です。香港、マレーシア、シンガポール、タイ、スリランカ、中国、オーストラリア、ドバイ、イタリア、フランス、イングランド、アメリカ(ハワイ)などもメンバー料金で利用できるため、幅広いニーズに対応できるゴルフ会員権です。
コロナ禍で経営者層に再注目されたゴルフ
――ゴルフやゴルフ会員権が富裕層・経営者層に好まれるのには、どのような理由があるのでしょうか?
松本氏:もともとバブル期やその前からゴルフ会員権を所有する富裕層・経営者の方は多かったのですが、コロナ前のゴルフ会員権の価格は横ばいか下降傾向にありました。いわゆる名門コースと言われるゴルフ場の会員権でも、300万~400万円台を割り込んだほどです。「売り手がいても、なかなか買い手がつかない」という状況でした。その理由として挙がるのが、ゴルフプレイ人口の減少です。
正直なところ、コロナでもっと下降傾向が強まると思ったのですが、ゴルフ場の方々と日々やりとりをしていると「特に平日の予約が入る」という状況に変化していったのです。
リモートで仕事ができるようになりましたから、ゴルフ場やホテルからでもオンライン会議に参加したり、デスクワークをすることができます。また、「3密」という言葉がよく使われるようになると、「ゴルフ場なら密を避けられる」ということで、ゴルフを始める人やしばらくプレイしていなかったけど再開する人が増えていきました。
外出も制限され、夜の会食や接待もできない状況が続き、それまで夕方や夜に行われていた人と人との交流が昼間の活動に置き換わったわけです。ゴルフと言えば週末にするのがコロナ前だったのですが、平日から予約が入るようになり、やがてゴルフ会員権の問い合わせも増えていきました。特に、高額の名門コースのゴルフ会員権に多くのお問い合わせをいただいています。
富裕層の方々も、海外には行けない。国内旅行や会食、接待も制限があるという状況下で、お金を使うところも少ない時期が続きました。そんな状況もあって、ゴルフやゴルフ会員権が再注目されたのだと思います。ゴルフ会員権を所有するなら、「経営母体がしっかりしていて、なかなか買えない会員権の方が良い」ということで、名門コースは価格が倍になったほどです。上昇傾向は今も続いています。
また、経営者同士でコースを回ることで親睦が深まり、ビジネスに発展することも増えています。ゴルフは思いやりと気遣いのスポーツですから、打つ人が集中できるように、まわりの人が気を遣うんです。でも、自分のプレイに集中しすぎで周りが見えなくなったり、ミスショットばかり続いて余裕がなることもあります。そんな風にコースを回りながらほぼ丸一日一緒にいるわけですから、いろいろなことが起こるしお互いがわかる。「その人と18年つき合うより、一緒に18ホール回った方がその人のことがわかる」という言葉もあるくらいです。ですから、一緒にプレイすると相当親しくなれます。
経営者同士の異業種交流としてコンペを企画する機会も増えており、ビジネスに役立つことは間違いないと思います。コースによって特徴があり、その景観は唯一無二ですから、自然に囲まれて一日を過ごすというのも、とても贅沢な時間だと思います。日々忙しく仕事に取り組んでいる経営者の方であれば、なおさらです。
ゴルフ界のシュバリエに
――最近も、よくゴルフはプレイされているのですか?
松本氏:週3回くらいはプレイしています。視察のため、お客様同士のマッチングのためという側面も大きいです。
同じ業種の経営者同士でゴルフをすることは多いのですが、異業種交流はこれまであまりありませんでした。私たちがコーディネーターとなって、コンペの企画や当日の運営もサポートしています。そのためには、視察が欠かせません。
私は、2004年9月4日にアルザスワインのシュバリエを叙任しました。シュバリエはアルザスワインの普及に貢献した功労者に贈られる称号で、「騎士団」を意味します。ゴルフというスポーツの魅力を普及していくという点では、ゴルフ界のシュバリエになれたらと思っています。
私自身もゴルフが大好きですし、ゴルフの魅力をもっと多くの人に知ってほしい。まだプレイしたことがない人には、ぜひ試しにコースを回ってほしいと思います。健康になれて、交流や仕事にもつながるスポーツはなかなかありませんし、単にスポーツとしてではなく、文化としてゴルフを見つめれば、本当に奥深い世界です。ゴルフ会員権は資産になるわけですが、ゴルフというスポーツを通じて得た人間関係や人間力は、一生涯の資産になると思います。
↓後編に続きます…↓